暑い季節になると、
「エアコンをずっとつけっぱなしにしてるけど、燃費ってやっぱり悪くなるのかな…?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、車のエアコン(特に冷房)は、確かに燃費に影響を与えることが国の調査でも明らかになっています。
ですが、夏場は熱中症のリスクも高く、健康・安全のためにエアコン使用は必須です。
結論:燃費は悪化しますが、猛暑時は健康第一を優先。無理せず快適に過ごしましょう。
この記事では、
✅ どのくらい燃費が落ちるのか?
✅ できるだけ健康や快適性を優先しながら燃費の悪化を最小限に抑える使い方は?
といったポイントを初心者向けにわかりやすく解説します。
エアコンが燃費に与える影響とは?
車のエアコン(特に冷房)は、エンジンの力を使ってコンプレッサーを動かし冷気を作り出す仕組み。そのため、エアコンを使えば使うほど、エンジンに負荷がかかり燃費が悪化します。
一方、暖房はエンジンの排熱を利用して温風を出すので、燃費への影響はほとんどありません。
どれくらい燃費が悪くなるの?
国土交通省の調査(※2020年度)によると、エアコン使用による燃費の悪化は以下の通り
エアコン設定 | 燃費(km/L) | 燃費悪化率 |
---|---|---|
エアコンOFF | 13.9 km/L | – |
オートモード | 12.7 km/L | 約8.6% |
風量最大 | 11.7 km/L | 約15.8% |
つまり、使い方によっては1割以上燃費が下がるという結果です。
「つけっぱなし」は本当に損なの?
確かにエアコンをつけっぱなしにすると、エンジンがずっと動力を使い続けることになるため、燃費は悪化しやすくなります。
特に猛暑時は、車内温度が非常に高くなるため、エアコンがフル稼働して余計に負荷がかかります。
燃費を悪化させない!エアコンの上手な使い方5選
1.まずは窓やドアを全開にして室温を下げ、エンジンをかけてエアコンを全開にする
室温が下がると、エアコンの負荷も減って効率アップ。
2.オートモードを活用する
自動制御で必要以上の動力消費を防ぎ、省エネ運転に。
3.内気循環モードに切り替える
外気導入よりも車内の空気を循環させた方が冷却効率が高く、エアコンへの負荷も軽減できます。
ただし、長時間使用すると窓ガラスが曇ることがあるため、走行状況や天候に応じて外気導入との切り替えも意識しましょう。
4.エアコンフィルターを定期的に交換する
汚れたフィルターは空気の流れを妨げ、ムダなエネルギー消費につながります。
メーカー推奨は「年に1回の交換」。車検時などにチェックしましょう。
👉 詳しくはこちら:知ってる?エアコンフィルター、実は自分で簡単に交換できる!
5.停車中(アイドリング時)のエアコン使用はなるべく控える(猛暑日は禁止)
特に渋滞中やコンビニ駐車などのアイドリング状態でのエアコン使用は、燃費の悪化に直結。
さらにバッテリーへの負担も増えます。
ただし!
気温が30度以上の猛暑では、エアコンの使用を控えるのは危険です。
特に、小さなお子さんや高齢者が同乗しているときは、我慢せずしっかりエアコンを効かせましょう。
プラスの工夫:駐車時も暑さ対策を!
駐車する際は、
☀️ サンシェードを使用する
🌳 できるだけ日陰に停める
などの工夫で車内温度の上昇を抑え、エアコンの負荷を軽減できます。
まとめ:つけっぱなしでもOK!でも使い方がカギ
エアコンは快適なドライブに欠かせません。
「つけっぱなし=悪」ではなく、効率的に使えば燃費への影響は最小限に抑えられます。
猛暑の車内は命の危険があるほど高温になるため、燃費よりも同乗者の健康を第一に考え、迷わずエアコンを使いましょう。
燃費が悪くなっても、全開使用でかかる費用は数百~数千円程度。
熱中症のリスクや病院にかかる費用・時間・手間に比べれば、はるかに小さなコストです。
紹介した使い方で燃費悪化を抑えつつ、快適な夏のドライブを楽しんでください。
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