高額ローンは危険!?初心者こそ知っておきたい車の買い方のリアル

車の基礎知識

※この記事の内容は「初めて車を買う初心者の方」向けの記事です。
お金に余裕のある方や、車を趣味として楽しむ方、マニアの方には当てはまらない内容です。

車の買い方に「絶対の正解」はありませんが、初心者の方こそ冷静な判断が求められます。
「ローンで高額な新車を買って後悔…」という声も少なくありません。

この記事では、車に詳しくない方やお金に余裕のない方に向けて、
「身の丈に合った無理のない買い方とは?」を、私の経験を交えて正直にお伝えします。

初心者こそ「冷静な判断」が必要です

初めて車を買うとき、ワクワクしますよね。でも、ちょっと待ってください。
車は「買って終わり」ではありません。「維持する」という現実がついてきます。

この記事では、車を初めて買う初心者の方に向けて、「どんな車を、どう買うのが良いのか?」という疑問に、経験をもとに正直にお答えしていきます。

初心者に高額な新車はおすすめできない理由

新車には最新装備があり、見た目もピカピカで魅力的です。
ですが、初心者の方には正直なところ高額な新車はおすすめできません

なぜなら、

  • 運転に慣れておらず、擦ったりぶつけたりする可能性が高い
  • 維持費の感覚がつかめておらず、無理なローンを組みがち
  • 精神的にも「新車を傷つけたくない」プレッシャーがかかる

実際、私も初心者の頃は駐車でこすったり、狭い道でヒヤッとした経験が何度もありました。そういう時に中古車だと「まあいいか」と心の余裕が持てるんです。

現金とローン、どちらが正解?

結論:どちらでも良いけれど「余裕があるかどうか」が大前提です。

◆現金で買うメリット

  • 金利がかからない
  • 支払い後の生活に影響が出にくい
  • 精神的な余裕が持てる

◆ローンで買うメリット

  • 手元にまとまったお金がなくても車を買える
  • 毎月の支出をコントロールしやすい

ですが、ローンはあくまでも「収入や生活費にしっかり余裕がある人向け」です。
月々の支払いでいっぱいいっぱいになると、車検・保険・修理といった車の維持費すら払えなくなる可能性があります。

たとえば、以下のように考えてみてください。

ローンに使えるお金の目安

【月収】ー【生活費】ー【車貯金(1~2万円)】=ローンに充てられる金額

この“車貯金”とは、将来かかる車検・税金・消耗品などに備えた積立金です。
これを差し引いてなお余裕があるなら、ローンも一つの手段です。
でも逆に言えば、そこまでの余裕がないならローンは避けた方が安全です。

車は「買って終わり」ではない。維持費の現実

ここが見落とされがちですが、車には以下のような維持費が定期的に発生します。

  • 車検(2年ごと 5万円~10万円程度)それ以上かかる時もある。
  • 自動車税(毎年 1万円~11万円程度)排気量による。
  • 任意保険(年払いまたは月払い)
  • タイヤやバッテリーなどの消耗品交換やオイル交換などのメンテナンス代
  • 故障やトラブル対応
  • ガソリン代や高速道路料金・駐車場代

少なくとも毎月1〜2万円は「車用貯金」ができないと、現実的な維持は難しいというのが私の経験です。

【実体験】15万円で買った中古SUVが、今も元気に走っています

実際に私は、15万円で中古のSUVを購入しました。購入後に故障していた箇所をすべて整備し、車検も受けて、最終的にかかった費用はおよそ50万円です。

それから5年も、大きなトラブルもなく、今も快適に走ってくれています。

もちろん、ある程度は運も良かったと思います。でも、「年式が古い=ダメな車」では決してありません。
日本車はとても信頼性が高く、きちんと整備すれば10年以上安心して乗れる車がたくさんあります。

ちなみにこのSUVは、私がこだわって選んだ車種で、今ではすっかり愛着のある一台です。
ハイオク仕様で燃費が少し悪いのが“たまに傷”ですが、それも含めて気に入っています。これからも大切に乗り続けていくつもりです。

あなたはどのタイプ?おすすめの車の買い方早わかり!

あなたのタイプおすすめの買い方
お金に余裕がない(貯金が少ない/収入が不安定)安めの中古車を現金購入。維持費も見越して購入額を抑える(維持費が安い軽自動車がお勧め)
運転に自信がない(初心者・ペーパードライバー)安めの中古車を購入(現金が理想)。余裕があればローンも可だが、修理やキズのリスクを考慮しておく(車両感覚の分かり易い軽自動車がおすすめ)
貯金・生活費を引いても月の予算に余裕がある人条件次第でローンもOK。ただし過剰に高額な車は避け、維持費も含めた予算設計を
車が好き/趣味として楽しみたい人自分の価値観・満足度を優先してOK。新車や高額車も選択肢になるが、維持費も含めた覚悟を持って選ぶこと

まとめ:身の丈に合った買い方が、一番の満足につながる

車はとても便利な存在ですが、買い方を間違えると後悔や負担につながることもあります。

初心者の方は特に、

  • 高額な新車に手を出したくなったり
  • 周りに流されたり
  • 金銭感覚が一時的にバグってしまったり

そんなことが起こりがちです。
だからこそ、冷静に、自分の生活と価値観に合った一台を選ぶことが何より大切です。

「車が必要だけど、どうすれば…」
そんな不安を抱えている方へ。
無理のない選択こそが、心にも家計にも優しいカーライフの第一歩です。
ぜひ、あなたにぴったりの一台を見つけてくださいね。

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