ある日、駐車場でふと車の下に黒っぽいシミを見つけて「これってオイル漏れ?」と不安になったことはありませんか?
すぐに修理に出す前に、自分でできるチェック方法を知っておくと安心です。
本記事では、初心者でもわかる「シミの見分け方」や「チェック手順」、プロに相談する判断の目安をわかりやすく解説します。
まずは慌てずチェック!オイル漏れとは限らない
車の下にシミがあっても、すべてがエンジンオイルの漏れとは限りません。
エアコンの水や冷却水など、無害なものもあります。まずは落ち着いて、シミの種類を確認することが大切です。
シミ=すべてがオイル漏れとは限らない
液体の種類 | 色・特徴 | におい・状態 | 主な発生箇所 | 対処目安 |
---|---|---|---|---|
エンジンオイル | 黒〜茶色/やや粘り気あり | 独特の油臭 | エンジン下部など | 早めに点検・必要なら交換 |
冷却水(クーラント) | 緑やピンク/サラサラ | 甘いにおい | ラジエーター・ホース類 | 点検が必要 |
ATF(オートマオイル) | 赤色/ややサラサラ | 少し甘い香り | ミッション周辺 | 点検が必要 |
エアコンの結露水 | 無色透明/水のよう | 無臭/サラサラ | 助手席下・車体下部 | 問題なし(自然現象) |
✅ 判断が難しいときは、スマホで写真を撮って整備士に見せるのも◎
初心者でもできるオイル漏れのチェック方法
初心者でも以下の流れで簡単にチェックできます。
- 白いウエスやキッチンペーパーを車の下に敷く
→ 色が目立つため、どこから何色の液が落ちたか特定しやすいです。 - しばらく時間を置いてからチェック
→ 新しいシミがあるか、場所はどこかを確認。 - シミの色やにおいをチェック
→ 上の表を参考に、「粘り気」「色」「におい」で種類を判断しましょう。 - 最近オイル交換したかを思い出す
→ 交換直後であれば、ドレンボルトの閉め忘れ、または拭き残しが原因の可能性も。
🔍 難しそうであれば、早めにプロへ相談しましょう。トラブルを未然に防げます。
無理せずプロに相談する判断基準!
- 同じ場所に何度もシミができる
- 明らかに量が多い
- 焦げたようなにおいがする
- 警告灯が点灯した
このような場合は、無理に自分で判断せず整備工場やディーラーに相談するのが安心です。
放置するとエンジンやミッションに重大なトラブルが起きる可能性もあります。
まずはチェック → 不安なら早めに相談!
車の下にシミを見つけたら、
「色・におい・量」で確認 → 必要なら写真を撮って相談、が基本の流れです。
特に夏場の暑い時期は、エアコンから出た水をオイル漏れと勘違いすることがよくあります。
しかし、これは正常な現象なので、慌てずに落ち着いて確認することが大切です。
冷静にチェックすれば、不必要な出費や修理を防げるだけでなく、
本当にオイル漏れだった場合も早期発見につながり、安心して車に乗り続けられます。
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